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内容説明
地球には、私たちが見ていないところ、私たちには見えていないところがたくさんあります。例えば、1本の木は、外からは1本の木ということしかわかりません。しかし、その中をのぞいてみると、鳥、リス、ちょうちょうなど、さまざまな生き物たちがすんでいます。では、地面の中はどうでしょうか。地面の中は、穴を掘らないと外からはわかりません。地面の中を地球全体という大きな目で見れば、「地殻」「上部マントル」「下部マントル」「外核」「内核」に分かれます。そして、地面の中は生き物のように動いているのです。では、雲の中はどうでしょうか。そこにはいろんな粒が入っています。上のほうは氷の粒、下のほうは水の粒で、下のほうの水の粒が落ちてきたのが雨です。このように地球には、ふしぎがいっぱい詰まっています。私たちには見えていないもののほうがずっと多いことに気づかされる絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
62
科学の目を養う、いい絵本。子ども達の理科離れが懸念される昨今、こんな絵本で柔らかい心に新鮮な好奇心を植え付けたいですね。世界で一番高い山エベレストの頂上には貝の化石があり、大昔は海の底だった、今も高くなりつづけているとか、海の底の話や地球の中身の話や南極の氷の話、月の話・・・。きっとこの本で興味を持って科学者になろうと思う子がいるはず。2016/01/17
たまきら
19
そらのうえうみのそこが大ヒットだったのですが、まさか地殻まで聞かれると思っていなかったので何か簡単な本はないかと思案していたら、4歳児にピッタリなこんな素敵な本が!地殻だけではないのですが、オタマさんに大ヒットだったのはやはり地面の下系でした。お月さまも受けたけどね。「見えないものの方が多いんだ」というメッセージが素晴らしかった!絵も気に入っていたようです。2016/03/05
遠い日
14
科学絵本。観察から始まる考察。一本の木から、地中へ、地層へ。そして、今度は地球規模で考える。問いかけと誘導、解説がわかりやすく進んでいく。上手な先生のお話を聞いているみたい。雲に、月、今度は宇宙へ。わたしたちの日常は科学とともに在る。2016/02/19
こゆ
9
4歳11ヶ月。目視できない木の中、地面の下、地球の内部、海の底など、地球の見えないところを教えてくれる科学絵本。地球の真ん中が熱いなんて、大人でも知識としては知っていてもピンとこない知識をわかりやすく教えてくれる。様々な年齢で楽しめそうな良本。2018/11/29
けいねこ
8
地学の入門にぜひ。2016/02/15