おじさんと河原猫

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おじさんと河原猫

  • 著者名:太田康介
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 扶桑社(2020/09発売)
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  • ISBN:9784594083458

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内容説明

多摩川の河川敷には、今も多くの捨て猫と、そこで繁殖した“河原猫たちが暮らしています。河川敷というのは、街の中に捨てるよりも罪悪感が薄くなる、猫を“捨てやすい場所のようです。
そんな猫たちの世話をしている、近所のおじさんとホームレスのおじさんがいました。太田さんはそのおじさんたちと知り合い、猫との関係を撮り始めます。
近所のおじさんは「加藤さん」といい、糖尿病を患い独り暮らしで、自分のことは多くを語ろうとしません(現在、病気で入院中)。ホームレスのおじさん「高野さん」は、河川敷の小屋に猫を引き取って暮らしていました(2019年10月の多摩川氾濫で犬猫を保護していた小屋を離れられず、濁流に流されて行方不明に)。
太田さんは河原猫たちの里親探しに協力するうちに、1匹の小さくて愛らしい猫「シロ」を引き取ることに。すると、シロが猫エイズにかかっていることが判明。治療を受けながら太田家の一員としての生活を始めます。
この河原猫「シロ」と、河原猫を見守ってきた3人のおじさん(加藤さん・高野さん・太田さん)たちの物語を描いた写真エッセイ。特別寄稿として『夜廻り猫』(講談社)の作者・深谷かほるさんによる漫画「おじさんと河原猫」2本も収載。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

188
第二弾は、近所のおじさんとホームレスのおじさん&“河原猫”たちのフォト・エッセイです。空前の猫ブームですが、安易に飼って安易に捨てる人が多すぎる、飼う自信のない方は自重いただきたい。しかし河原猫「シロ」は大変美猫だったにゃあ (=^・^=) http://uchino-toramaru.blog.jp/archives/33011749.html2020/09/21

ふう

87
作者太田さんのブログを読んでいるのでだいたいの内容は知っていたのですが、読友さんにおすすめされてあらためて読んでみました。広い河原と猫たちの姿はやっぱり切ない、猫たちを守ってくれた二人のおじさんの最後も切ない…。そんな中でもあきらめずに、できることを考えて行動する太田さんやいっしょに活動する方々がいることに、猫だけでなくわたしも救われます。写真家なので写真はもちろんですが、文もとても上手で、猫への思いがしみじみと伝わってきます。わたしも何匹か保護した猫を里親さんのもとへ届けましたが→2020/11/04

たまきら

38
表紙に一目ぼれ。河川敷の猫と人間模様に、涙がもう…。出先で読むのは危険ですよ!荒川の河川敷にも猫だけでなくウサギやニワトリが捨てられますが…飼ったら最後まで、ほんとうに徹底してほしい!2021/02/20

宇宙猫

30
★★★★★ 動物が行き場をなくすのはやるせない。特に犬や猫は、何とかしてあげられるんじゃないかと思えてしまうから余計だ。でもこれ、人間も行き場をなくしてホームレスになってる方が問題じゃないかと二重にやるせなくなった。ともかく、シロが幸せそうで良かった。2021/10/19

Gummo

29
哀しくも心温まるフォトエッセイ。多摩川の「河原猫」シロちゃん、器量も性格も素晴らしい。『夜廻り猫』の特別寄稿も嬉しい。2020/09/21

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