内容説明
「なんでもないものが、なんでもなくごろんところがっていて、なんでもないものと、なんでもないものとの間に、なんでもない関係がある。」(『定義』所収「なんでもないものの尊厳」より)。谷川俊太郎の詩作のすべてを一望する21世紀初のアンソロジー。第2巻は『コカコーラ・レッスン』『はだか』など22冊の詩集より、散文詩、ひらがな詩、わらべうたなど詩の沃野をきり拓いた中期の代表詩を精選。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
林 一歩
28
谷川氏が綴る言葉は優しくて切なくて、時に鋭い痛みもあって、だから時々読み返しては泣いたり笑ったりするのです。「さようなら」が一番好き。2014/06/05
橘
27
2もとても面白かったです。谷川さんの優しくて時々ぴりっとする言葉で、世界がどこまでも広がっていきます。心地よいひとときでした。ひらがなばかりのやさしい詩も、ぴりっとどきっとする詩も、好きです。2017/09/07
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6
コカコーラ・レッスンがとても好き2018/01/03
1998
2
じゃあね またね はなめがね やねのきつねは ひるねかね ぶつけていたい むこうずね じゃあね あのね まるきぶね 「さよならうた」お気に入りです。2020/01/07
こっち
2
『はだか』の「うそ」がいい。2013/03/29