エミール 〈上〉

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エミール 〈上〉

  • ISBN:9784003362211

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

241
『エミール』は、著者ルソーが架空少年"エミール"を設定し、この少年を立派な青年へと育つように教育することで、ルソーの教育論を展開した作品。本書(上巻)は、エミールの誕生~ローティーンまでをカバーしている。ルソーと聞くと『社会契約論』や『人間不平等起源論』を代表作品と挙げる方が多いと思う。でも個人的には、『エミール』こそが最高傑作ではないかと思う。ルソーは17~18世紀のフランスあって、ヴォルテール、モンテスキューとともに啓蒙思想の牽引役だった。2018/09/09

びす男

57
「人間の教育は誕生とともにはじまる。話をするまえに、人の言うことを聞きわけるまえに、人間はすでに学びはじめている」。ルソーの思想がすべて詰まった大著。エミールという凡庸な子どもを教育するという想定で、ルソーの教育論が展開されている。『人間不平等起原論』でも見たように、ルソーには「自然は良いものだが、人間がそれを堕落させる」という発想がある。なるべく自然の通りに育て、人為的なものをエミールに植え込まないようにしている。一人の子どもの成長を見守るような気持ちになる、不思議な本だ。中下巻を読んで書評かきます。2015/01/26

i-miya

56
2014.02.16(01/25)(つづき)ルソー著。 02/15 (P010) ルソー、生まれてすぐに母の死、少年時代父と別れた。 ルソーは正規の教育も受けていない。 ルソーは、放浪と不安定な生活。その後、ルソーはようやく成人となる。 ルソーは『エミール』のうちい自分の夢を描いていたといえる。 エミールの先生は、ルソー自身だが、生徒エミールもこうであって欲しかったルソー自身である、といえる。  2014/02/16

i-miya

56
2013.11.25(11/25)(再読)ルソー著。 11/25 (カバー) ルソー一流の自然礼賛、ルソー(1712-1778)、人為排斥の哲学を教育論として展開した本書。 ある教師が、エミールという平凡な人間を誕生から結婚まで、自然という偉大な教師に従い導く小説形式。 「万物を作る者の手を離れるとき、全てはよいものであるが、人の手に移ると、全てが悪くなる」  2013/11/25

i-miya

56
2011.01.05- (表書) (万物をつくる者の手をはなれるとき、すべてはよいものであるが、人間の手にうつると全てがわるくなる」ルソー(1712-1778)一流の自然礼賛、人間排斥の哲学を教育論として展開した本書。エミールという一人の平凡な人間。その誕生から結婚まで、自然という偉大な教師の指示に従い、いかに導いていくか。この本、私、2001.06に買うた、とメモある(i-miya)。2011/01/05

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