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内容説明
終戦直後、福岡県八幡の製鉄所で職工として生きる徳馬。
彼の兄・義一が戦死し、遺された妻の万火子と結婚することに…。
兄の嫁として憧れの人であった万火子との生活が始まるが、
まだ彼女の胸の内にある義一の存在は消えていない…!
その影を乗り越えることができるのか、苦悶する徳馬だが、
やがて「当たり前の夫婦」となることができるのか。
日々の暮らしを共にする中で、もどかしさと切なさ、
ピュアな初々しさがあふれる夫婦ラブストーリーが始まります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チューリップ
4
戦後が舞台で戦死した兄の妻だった万火子と結婚した徳馬。2人が少しずつ夫婦として距離を縮めていくのだけど最後で予期せぬ人物の登場でどうなるのか気になる所で終わってしまった。これ誰も幸せになれない展開になってしまうのではないかと不穏だな。時代的にはこの頃はこういう話はよくあったのかなとちょっと気になった。2018/01/12
赤魚
3
ちょっと切ないけどほっこり系の漫画だと思っていたら思いの外暗かった。大丈夫かこれ。2019/01/21
gmax
3
pixivコミックで目に留まって試し読みの1話が良かったので。戦後すぐを舞台に戦死した兄の嫁と結婚した男の物語。ゆっくりと夫婦になっていく過程がいいですな。しかしそこに戦死したとされていた兄が帰ってきたところでヒキ。こういう話(夫が戦死したと思っていたので再婚したらその夫が無事帰ってきた)っていうのは実際しばしばあった話だったと聞くので、この3人がどうなるのか気になる。2018/06/26
烏鳥鷏
3
戦後の福岡、鉄工場に勤める主人公は、戦死した兄の妻を娶ることに。今のところプラトニックなまま、徐々に関係を深める。夫妻がイチャイチャしているのを見た明治生まれのおっちゃんが「これだから大正生まれは!」と思っているのが面白い。続きが気になる。同時収録の短編は、画家のダリとその妹、そして詩人のフェデルコをメインキャラにしたスペインものという毛色がだいぶ変わる話。フェデルコ知らなかったが激動の人生の人なのだな2017/10/25
もここ
2
絵は綺麗じゃないけど、話にはあってる。主人公の代わりに戦争に行って死んだ兄の残した嫁と祝言。亡くなった人を間に挟みながらもだんだんと距離の縮まる二人。ちゃんと調べて書いたんだろうなという製鉄所を中心にした生活の話。戦中~戦後の雰囲気が感じられる。兄が戻ってどう変わるんだろう。2019/07/05