集英社オレンジ文庫<br> 京都伏見は水神さまのいたはるところ 雨月の猫と夜明けの花蓮

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集英社オレンジ文庫
京都伏見は水神さまのいたはるところ 雨月の猫と夜明けの花蓮

  • ISBN:9784086802734

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内容説明

過保護な幼馴染みの拓己と水神さまのシロに世話を焼かれながらの京都・伏見暮らしも早や半年。高校二年生になったひろは進路に悩んでいた。そんなある日、親友である陶子の様子がいつもと違うことにひろは気づく。快活な親友に元気のない理由、それは……? 光眩しい初夏から盛夏の京都を彩る、花鳥猫。水にまつわるあやかし事鎮め、じんわり優しい3つの夏物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

72
ひろがもがきながら少しずつ自分の世界を広げていくさまがうつくしいと思う。不器用だからこそ、拓己も守ってあげたいと思うのだろう。ふたりとも自分の気持ちに気づき始めているが、さてどうなるかが楽しみ。2019/09/27

ありす

41
高校2年生、進路に悩むひろ。友人の燕や庭師の猫、元クラスメートの鉢に関わる問題を解決するなかで、少しずつやりたいことが見えてくる。過保護な拓己に常に世話を焼かれているひろだが、所々で強くなろうとしているのが見られて可愛らしいなと感じた。それにしてもひろは鈍すぎる。というか本人が言うように本当に恋愛を知らないんだろうな。拓己は拓己でセーブしてるのか気付かないようにしてるし。次辺りで少し進展しないかな。【シリーズ3作目】2020/10/28

よっち

37
過保護な幼馴染みの拓己と水神さまのシロに世話を焼かれながらの京都・伏見暮らしも早や半年。高校二年生になったひろが進路希望届を前に思い悩む第三弾。いつもと違う様子の陸上部に所属するひろの親友・陶子のこと、猫がもたらした距離感に悩む父娘の和解、同級生の家にあった鉢と蓮の関係。相変わらず周囲に遠慮しがちなひろも、少しずつ大切な友達のために一歩踏み込んでみたり、自分の進路のことを父と話してみたり、その世界が広がってゆくような変化を考えると、保護者を自認する拓巳との関係もいつまでもそのままではいられないですよね。 2019/10/09

まるぼろ

31
いつもは快活な陸上娘の陶子の様子がおかしいと気付いたひろは小さな男の子の「声」を聞くが…と言うお話含め三編の連作で繋がっているお話です。大野くんのお蔭で何やら面白くなってきましたよ…?w まぁそれは置いておくにしても今巻では陶子の事から、その大野くんの事までひろが自発的に困り事に介入していってるのがとても印象に残りました。そんなひろが身近な所から絆を作り上げていって、決めた進路は…とてもひろらしいと思いました。そんな今巻でしたが、果たして次巻ではひろや拓己や大野くんなどに進展はあるのか、色々と楽しみです。2020/07/20

ぽろん

30
シリーズ3巻。周りの人たちが気付いているのに、当事者二人が鈍くてって、何だかラノベのお決まりのパターン?!それより、シロにあまり約束は、しない方がいいのになあと老婆心ながら心配してしまう。それでも、ひろも少しづつ成長してるんだなあ。2024/09/30

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