内容説明
少年皇帝・紫釉のお世話係となった凜風は、紫釉の成長を見届けるために後宮女官を一生続けたいと思っていたところ、同じく紫釉を大切に思う最高位執政官の蒼蓮と惹かれ合い、彼の許嫁となる。女官として、柳家の娘として立派になりたいと思う凜風。そんな中、紫釉が六歳を迎え盛大に開かれた生誕節で、後宮へと戻ってきた太皇太后との再会によって蒼蓮の過去が明らかになり――。国を蝕む陰謀、兄・秀英の縁談など様々な出来事に奮闘する凜風と蒼蓮、二人の絆は深まっていく。ところが、柳家の父から予想外のことを聞かされて……。中華風後宮ファンタジー、感動の完結巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bulbul
2
完結巻。6章+αの全11編でリンファやソウレン、シユ達の軌跡がギュッと詰まってます。シユと母、側近にハラハラしたり、フェイロンの登場に笑ったり。様々な愛の行方が急ぎ足で語られて、でもそれぞれが充実していてとても良かったです。成人したシユが悪意に潰されず朗らかに成長しているようで嬉しい。面白かった。2023/01/11
菊地
1
大きな波乱も無かったけど、幸せが広がっていくような展開で居心地が良い大団円。良いシリーズでした。次シリーズも期待しています。お疲れ様でした。2023/01/12