内容説明
2024年度「動物学教育賞」受賞した昆虫博士・丸山宗利の最新作!
昆虫に魅せられた新進気鋭写真家たちが撮影した、至高の一冊!!
『驚異の標本箱―昆虫―』から4年――。
昆虫たちの美と神秘の世界に触れられる待望の最新作がついに刊行!
ムラサキスカシジャノメ、周期ゼミ、アフリカのカミキリ、アメリカオオミズアオ……
世界中から集めた全70種以上を収録!
特殊撮影方法「深度合成」で迫る、昆虫たちの機能美・構造美!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
122
超美麗昆虫写真集と自称するだけあって、大判で大変美しい作品です。美しい昆虫たちが、絶滅の危機にあると思うと、こころが痛みます🐞🐛🐜🐝🦋 https://www.kadokawa.co.jp/product/322403000654/2024/12/15
たまきら
31
昆虫の生きている時の美しさは、まさに神秘だと思う。キラキラと輝く、小さいのに器用に動く宝石のような体。子どもの頃から昆虫が大好きだったけれど、まさかシミが「きらら(私の本名)」と題されるとは…。私は美しく輝いたり、奇抜なデザイン性を持つ虫ももちろん好きだが、やっぱり機能美にあふれるデザインが一番好きみたい。オオスズメバチの美しいこと…!ま、まあシミのキラキラ輝く鱗毛も素敵でしたね…。2025/03/23
tom
21
なんとも美しい。体長数ミリ、数センチの昆虫の拡大写真。隅々まで写し撮る技術があってできることだけど、この美しさ、この質感、頁をめくるたびに驚いてしまう。ということで、この写真集を妻に見せた。妻は、ちらりと見るだけで、虫は嫌い、気持ち悪いとのコメント。見向きもしない。予想の範囲内ではあるけれど、そこまで邪険にすしますかと、残念な気持ちに(笑)。そして思った。世の中の人たち、この写真集を素晴らしいと思う人と、拒否する人、どのくらいの比率で分かれるのかと。でも、この写真集、私にはみごとのひとこと。2025/02/25
テイネハイランド
15
図書館本。著者の一人丸山氏のあとがきを読むと、前に出した昆虫写真集「驚異の標本箱」は著者が思っていた以上に売れたらしく、今作の発売につながったとのこと。今回はカメルーンまではるばる昆虫を取りに出かけています。深度合成撮影技術を駆使した昆虫写真はどれも、前作に変わらず素晴らしい出来栄えですし、写真に添える丸山さんの文章も昆虫愛を感じる興味深い内容で、一度は見て損がない本だと私は思います。2025/02/21
つちっち
6
『驚異〜』と同じメンバーでの第二弾です。 本書一番の神秘だったのは、クサビウンカの幼虫はジャンプの際に後脚の動きを左右で完全に合わせるため付け根部分に歯車構造をもっているということ。 ハサミムシの翅の折りたたみや、ムシクソハムシの防御姿勢での精緻な収納構造もメカっぽくて格好よかった。 お三人が撮られた写真は、どれもが素晴らしかった。2025/01/20